Orthopedics
骨折や脱臼
小型犬では、ソファや飼い主さんの膝から飛び降りた、ボールを追いかけてフローリングで転んだなどでも骨折が起こるため、生活環境には注意が必要です。
一言で骨折といっても、折れた部位や骨の状態、開放骨折の有無により治療法や難易度は様々です。
程度によって、外固定による安静のみで完治する場合、または手術が必要になるケースもあります。
関節炎
関節炎は、関節表面の軟骨が変形、磨耗することで炎症が起こり痛みを生じます。
進行すると関節の変形が起こり、動きがさらに悪化してしまいます。
シニア期の犬猫の多くが罹患していますが、若い時期に発生することもあり、徐々に進行していきます。
先天的な異常(奇形)
運動器官(骨・関節・筋肉・靭帯・腱など)の病気・けがや、手足などの先天性疾患(生まれつきの奇形など)を扱う診療科目です。
「動物が正常に歩く」ためには、骨・靱帯・関節・筋肉・神経等が正しく機能することが必要です。逆に「動物が正常に歩けない」というのは、それらが正しく機能していないということになります。
異常をいち早く発見し、また治療・手術していくことで、いつまでも元気に歩け、動き回れる生活をおくれるようになります。