Digestive
【犬】膵炎
膵炎は急な食欲不振や吐き気、下痢、腹部の痛みを症状とします。原因としては高脂肪食や分別なく食事を与えることが多いとされています。また、膵炎を起こしやすい犬種としてミニチュアシュナウザーやヨークシャーテリアが挙げられます。血液検査や超音波検査を行い、診断していきます。
重度の膵炎の場合、炎症物質が全身に流れ、全身性の炎症反応を引き起こしてしまう可能性があります。治療は炎症がおさまるまで点滴や吐き気止めを使用します。治療後の再発予防としてフードを低脂肪食に変更することが勧められています。
【犬】食物アレルギー
食物アレルギーには皮膚症状と消化器症状があります。消化器症状としては嘔吐、下痢、排便回数の増加などが知られています。消化器の食物アレルギーを持つ犬の60%は、排便の回数が1日3回以上になると言われています。
アレルギーは体質による病気ですので、1/3〜1/2の症例は1歳未満で発症すると言われています。診断には数種類の異なるフードを2週間おきに変えていき、症状が改善するかどうかを確認していきます。