動物病院での獣医師、動物看護士の採用について
弁護士や教師や警察官や消防士やデザイナーやエンジニアやユーチューバーや建築士やプロスポーツ選手や記者や音楽家やパティシエなど、将来なりたい職業ランキングにおいて上位に君臨する職業はたくさんありますが、動物病院で働く獣医師・動物看護士もその一つです。ライフスタイルや価値観や考え方の多様化に伴い子どもが憧れる職業も年々変わりつつある中で、獣医師や動物看護士はいつの時代においても根強い人気を誇る普遍的な存在であると言えるでしょう。
動物が好きな子どもにとっては高嶺の花であり、憧れて早い段階で目標を定め計画的に現実的に目指す人は意外と多いです。獣医師が果たす役割は幅広く、検疫所や牧場や動物園や農協や製薬会社や食品会社や地方自治体など、動物病院のドクター以外の働き先が数多く存在します。国家資格が必要な職種ですので、高校を卒業したら獣医学部がある大学に進学して学び、その後国家試験を受けて合格すれば動物のドクターとして働くことが出来ます。
動物看護士は動物病院の窓口的な業務から診療・検査・治療のサポートまで仕事内容は多岐にわたり、シャンプーや爪切りや歯磨きなどトリマーのような仕事も行います。国家資格は無く資格を有していなくても働ける職種ですが、民間の資格を有していると就職が有利になったりします。獣医学部を卒業していれば資格を持っていなくても大丈夫ですが、それ以外の場合はスクールに通ったり講習を受けたりした経歴や民間の資格があったほうが良いでしょう。
獣医師・動物看護士の採用方法・採用基準についてですが、求められる資質は動物たちの健康を守りたいという強い気持ちや動物に対する愛情です。生き物が好きで愛情を持たないと務まらない仕事ですので、そこが重要なポイントとなります。そのほかに求められるものについてですが、違和感や病変にいち早く気づき速やかに処置をすることが出来る鋭い洞察力・判断力、病院のスタッフやペットの飼い主さんと良好な関係性を築くためのコミュニケーション能力、長時間にわたる治療にも対応できる体力・集中力・忍耐力などがあります。
これらの資質の有無を採用する側は細かくチェックしていますので、ただ単純に知識を頭に詰め込み筆記試験に合格することだけを目的として頑張るのではなく、合格した先にあるビジョンも見据えた努力が必要です。過去問題集を解いて傾向をつかむことも大事ですし、先輩の獣医師・動物看護士にいろいろと質問して自分に足りないスキルを身につけることにも努めましょう。