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動物病院の市場規模や業界動向

少子高齢化や空き家や男女平等や自然災害や感染症や為替変動や株価暴落や食品ロスやハラスメントやインフラ老朽化や誹謗中傷など、日本が抱える解決が難しくて深刻な社会問題には様々なものがありますが、労働力不足・人材ミスマッチもその一つです。需要と供給が合わず職業のミスマッチが生じたり人手不足で経営がうまくいかなかったりする問題は、色々な要因が複雑に混ざり合って生じる問題で、ありとあらゆる業界が悩まされています。労働力が不足すれば業態転換や業務縮小や店舗閉鎖などを強いられ、生産性や売り上げは下がる一方です。

 

そんな厳しい状況でも安定的な経営で市場規模を大きくしている業界と言えば、動物病院・アニマルクリニックです。動物病院は激増したり激減したりすることがなく安定した推移で規模を拡大し続けている業界であり、その背景にはペットブームや健康志向の高まりやライフスタイルの多様化などがあります。ペットを飼育する世帯が増えているわけではありませんが、動物の健康に対する意識を高く持つ飼い主さんが増えてきており、動物病院だけではなくペット用品を販売しているメーカーの市場規模も大きくなっている傾向にあり、これからもそのトレンドはしばらく続くでしょう。そこで重要になってくるのが、飼い主さんのニーズにしっかりと応えることが出来る環境づくりです。

 

ペットシッターやペット用品販売メーカーやペットホテルやトリミングサロンは、売上アップ・集客アップにつながるマーケティングに力を入れていますが、動物病院・アニマルクリニックもプラスアルファの付加価値的なサービスを提供していかないと、ライバルに差をつけられてしまい生き残ることが出来ません。カギとなるのは優秀な人材の確保です。エンジニアやスポーツ選手や弁護士や学校の先生や警察官や消防士やデザイナーや政治家や芸能人や建築家や新聞記者など、子供が憧れる職業ランキングで常に上位に来る職業はいくつかありますが、動物病院の獣医師や看護師も普遍的な人気を誇る職業です。

 

将来クリニックで働くことを夢見て獣医学部に入学し、国家資格や民間資格を取得してスキルを磨いている若者は日本国内にたくさんいます。少子化で子供の代わりにペットを大切に育てる世帯はいつの時代も一定数ありますし、動物が好きな人が著しく減ることは考えられません。安定的に規模を拡大し続けている業界であり、人材のミスマッチが起こりにくいという強みもあります。

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